
「ライバー事務所に入りたいけど、悪質なところだったらどうしよう」と悩んでいませんか?
歌や弾き語りを配信して、自分の音楽を聴いてくれる人を増やしたい。そう思って事務所を調べ始めると、「お金を取られた」「辞めさせてもらえない」といった体験談が目に入ってきます。不安になるのは当然です。
ただ、事務所そのものが悪いわけではありません。配信の伸ばし方を一緒に考えてくれる、心強い味方になる事務所もたくさんあります。大切なのは、入る前に「危ないサイン」を見抜けるかどうかです。
この記事では、悪質なライバー事務所によくある7つの特徴と、契約前に確かめたいチェックポイントを解説します。読み終えるころには、面談で何を聞けばいいのかがはっきりわかるはずです。
もっと自由だ。


悪質なライバー事務所って、どんなところ?
最初に「悪質」とは何を指すのかを整理しておきましょう。基準がわかると、ネットの口コミに振り回されにくくなります。
ライバー事務所の本来の役割
ライバー事務所は、配信者(ライバー)の活動をサポートする会社です。配信の企画やアドバイス、イベントへの参加サポートなどを行い、その対価として配信の収益から一定の手数料を受け取ります。
つまり、ライバーが伸びるほど事務所も潤う仕組みです。お互いの利益が同じ方向を向いているのが、健全な事務所の基本といえます。
「悪質」とはライバーの不利益で稼ぐ事務所
一方で悪質な事務所は、ライバーの成長ではなく別のところで利益を得ようとします。登録料やレッスン料を請求したり、辞めるときに高額な違約金を求めたりするのが典型です。
ポイントは「ライバーが伸びなくても事務所が損をしない仕組み」になっているかどうか。ここに注目すると、見分けやすくなります。
健全な事務所と悪質な事務所の違いを、お金の流れで比べると次のとおりです。
| 項目 | 健全な事務所 | 悪質な事務所 |
|---|---|---|
| 事務所の主な収入 | 配信収益からの手数料 | 登録料・レッスン料・違約金など |
| 所属前の支払い | なし | 登録料・機材代などを請求 |
| ライバーが伸びないとき | 事務所も困る(利益が一致) | 事務所は困らない |
| 辞めるとき | 手続きが明確 | 高額な違約金・引き止め |
表の「ライバーが伸びないとき」の行が、いちばんの見分けどころです。伸びなくても事務所が得をする仕組みなら、契約前に一度立ち止まりましょう。
なぜトラブルが起きやすいのか
ライバーと事務所の契約は、多くが業務委託契約です。会社員の雇用契約と違って、労働基準法のような労働者を守るルールが直接は当てはまらないケースが多くあります。
とはいえ、何も守られないわけではありません。2024年11月1日には、フリーランスとの取引条件の明示などを発注側に義務づける「フリーランス・事業者間取引適正化等法」が施行されています。
(参考:厚生労働省)
契約の形によっては対象になる場合もあるので、「契約書の中身を自分で確かめる」意識を持っておきましょう。
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悪質なライバー事務所によくある7つのサイン

ここからは、注意したい事務所に共通する特徴を7つ紹介します。1つでも当てはまったら、その場で契約せず一度立ち止まってください。
1. 登録料・レッスン料など「先にお金」を求める
もっともわかりやすい危険サインです。所属するときに登録料や入会金、レッスン代、宣材写真代などを請求してくる事務所は注意が必要です。
健全なライバー事務所は、ライバーが配信で得た収益から手数料を受け取るのが一般的です。所属前にライバーからお金を受け取る必要は、本来ありません。
2. 「すぐ月100万円」など甘すぎる話をする
「誰でもすぐ稼げる」「1ヶ月で月収100万円も夢じゃない」。こうした言葉で勧誘してくる事務所は要注意です。
配信の収益は、配信時間やファンとの関係づくりで大きく変わります。数字だけを強調し、大変な部分を一切話さない事務所は、所属させること自体が目的になっているかもしれません。
3. 契約書を見せない・持ち帰らせない
契約書を事前に渡さない、その場でのサインを急かす、控えをくれない。どれも危険なサインです。
まともな事務所なら、契約書を持ち帰って家族や知人と確認する時間をくれます。「今日サインしないと枠が埋まる」と急かされたら、むしろ断る理由になります。
4. 手数料(取り分)の説明があいまい
「手数料はだいたい〇割くらい」と濁したり、何から何%引かれるのかを答えられなかったりする事務所は要注意です。
報酬明細を見ても計算の根拠がわからない、という相談はよく見かけます。入る前に「何に対して何%か」「明細はもらえるか」を確認しておくと安心です。
5. 厳しいノルマと罰金がある
「月〇時間配信しないと罰金」「目標未達ならペナルティ」といったルールを設けている事務所もあります。
目標を一緒に決めること自体は悪くありません。ただし、達成できなかったときにお金を取られる仕組みは別の話です。音楽活動を長く続けたい人ほど、無理なノルマは心と喉の負担になります。
6. 退所の条件が厳しすぎる
契約期間が数年単位で長い、途中で辞めると高額な違約金がかかる、退所の手続きがわかりにくい。こうした条件は、ライバーを縛りつけるための仕組みになりがちです。
入るときより、辞めるときのルールのほうが大事。そう覚えておいてください。
7. 配信と関係ない「付き合い」を求める
配信とは関係のない飲み会への参加や、異性との食事などを求められるケースも報告されています。断ると評価を下げるような空気を出す事務所は論外です。
さらに、プライベートの連絡を深夜まで求めるなど、距離感がおかしいと感じたら要注意。違和感は、たいてい当たっています。
7つのサインのうち、特に1・3・6は契約前に自分で見抜けるポイントです。この3つだけでも必ず確認しておきましょう。
ポイント
契約前に必ず確認したい3つのサイン
- 1. 先にお金を求める:登録料・レッスン料・宣材写真代などを請求してこないか
- 3. 契約書を見せない:事前に渡してくれるか、持ち帰って確認できるか
- 6. 退所の条件が厳しい:契約期間・違約金・退所手続きが明確か
どれか1つでも引っかかったら、その場でサインせず持ち帰って考えてください。
契約前に確かめたい5つのチェックポイント

危ないサインを知ったら、次は「自分から確かめる」番です。面談や説明会では、遠慮せずに次の5つを聞いてみてください。
1. 会社の情報が公開されているか
公式サイトに会社名・所在地・代表者名・連絡先がきちんと載っているかを確認しましょう。SNSのアカウントだけで、会社の実態がわからない事務所は慎重に判断したほうが安全です。
2. お金の流れを数字で説明してくれるか
面談では次のように聞くと、答えがはっきりします。
- 所属するときに、払うお金は1円でもありますか?
- 手数料は、何に対して何%ですか?
- 報酬はいつ、どうやって振り込まれますか?
- 報酬明細はもらえますか?
すべてにスラスラ答えられる事務所なら、まず安心です。逆に言葉を濁すようなら、その時点で候補から外してかまいません。
3. ノルマと退所のルールが書面にあるか
ノルマの有無、違約金の有無、契約期間、退所の手続き。この4つが契約書に書かれているかを確認します。
口約束では意味がありません。「ノルマはないです」と言われたら、契約書のどこに書いてあるかまで見せてもらいましょう。
4. 所属ライバーの声を確認できるか
実際に所属しているライバーの配信やSNSをのぞいてみるのも有効です。楽しそうに活動しているか、事務所への不満を口にしていないかは、良いヒントになります。
ただし、ネットの口コミは極端な意見が目立ちやすいもの。1つの悪い口コミだけで判断せず、複数の情報を見比べるのがコツです。
5. 自分のやりたい活動を応援してくれるか
最後に、もっとも大切なポイントです。あなたが「歌を届けたい」「演奏を聴いてほしい」と話したとき、その気持ちに具体的に応えてくれるかを確かめましょう。
稼ぎ方の話しかしない事務所より、あなたの音楽の方向性を聞いてくれる事務所のほうが、長く一緒に走れます。
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音楽系の配信者には、ほかのライバーにはない注意点もあります。ここを押さえておくと、入ってから「思っていたのと違う」を防げます。
音楽の配信に慣れていない事務所もある
ライバー事務所の多くは、雑談やゲームなど幅広いジャンルを扱っています。悪質ではなくても、歌や演奏の配信ノウハウを持っていない事務所もあります。
面談では「音楽系のライバーは何人くらい所属していますか?」と聞いてみてください。具体的な事例が出てくるかどうかで、得意分野が見えてきます。
自分の曲や歌ってみたの権利を確認する
オリジナル曲や歌ってみた動画を作るとき、その権利が誰のものになるかは大切なポイントです。契約書に楽曲や動画の権利についての決まりがあれば、必ず目を通しておきましょう。
わからない言葉があれば、その場で質問してかまいません。説明をいやがる事務所なら、それも判断材料になります。
「機材を買えば伸びる」に注意
「このマイクとオーディオインターフェースを買わないと伸びない」と、特定の高額機材を事務所経由で買わせようとするケースにも気をつけたいところです。
もちろん、良い機材は歌声を届ける力になります。ただし、最初はスマホとイヤホンマイクから始める人も少なくありません。購入を急かされたら、一度持ち帰って考えましょう。
もしトラブルに巻き込まれたら?無料の相談先

気をつけていても、トラブルに巻き込まれてしまうことはあります。1人で抱え込まず、早めに専門の窓口へ相談してください。
| 相談先 | こんなときに | 連絡先 |
|---|---|---|
| フリーランス・トラブル110番 | 報酬の未払い・契約書がない・ハラスメントなど | 0120-532-110(平日9:30〜16:30) |
| 消費者ホットライン | 登録料や機材代など、お金を払わされたトラブル | 188(最寄りの消費生活センターにつながる) |
フリーランス・トラブル110番は、厚生労働省の委託事業として弁護士に無料で相談できる窓口です。匿名でも相談できます(参考:フリーランス・トラブル110番)。
消費者ホットライン188は、郵便番号などを入力すると近くの消費生活センターなどの相談窓口を案内してくれる番号です(参考:消費者庁)。
相談するときは、契約書・やりとりしたメッセージ・振込の記録などを手元にそろえておくと話が早く進みます。日ごろからスクリーンショットを残しておく習慣をつけておくと安心です。
注意
相談の前に、次の記録を消さずに残しておきましょう。
- 契約書・規約(紙ならスマホで撮影しておく)
- 事務所とのメッセージ(DM・LINEなどのスクリーンショット)
- 振込や支払いの記録(明細・領収書)
安心して音楽を届けたい人へ——AlterNote(オルタノート)の場合
ここまで紹介したチェックポイントを、実際の事務所に当てはめるとどうなるのか。1つの例として、音楽特化のライバー事務所AlterNote(オルタノート)を紹介します。
費用・ノルマは一切なし
AlterNoteは、所属にかかる費用もノルマも一切ありません。この記事で一番の危険サインとしてお伝えした「先にお金を求める」とは真逆の仕組みです。
配信のペースも自分で決められるので、学校や仕事と両立しながら、喉を大切にして活動を続けられます。
歌・演奏の活動に特化したサポート
AlterNoteは、歌や演奏をするライバーのための事務所です。配信で貯まる独自ポイント「マイル」を、オリジナル楽曲の制作やMIX・マスタリング、ボイトレ、MV制作などの音楽サポートに交換できます。
「稼ぎ方の話しかしない事務所は不安」という人にとって、自分の音楽の方向性から一緒に考えてもらえるのは大きな安心材料です。
顔出しなしでもOK
顔出し配信のほか、VTuberや画像を使った配信など、複数のスタイルに対応しています。「顔を出すのは不安」という人も、自分に合う形で始められます。
もちろん、AlterNoteが合うかどうかは人それぞれです。
気になることがあれば、まずは面談でこの記事のチェックポイントをそのまま質問してみてください。それに丁寧に答えてくれるかどうかが、良い事務所を見分けるいちばんの近道です。
もっと自由だ。


登録料・レッスン料などの費用はかかりません。ノルマもなく、自分のペースで活動できます。
オリジナル楽曲制作・MIX/マスタリング・ボイトレ・歌ってみた動画・MV制作 等と交換可能。配信するほど、音楽活動の選択肢が広がります。
顔出し配信のほか、VTuber・画像配信など自分に合ったスタイルで活動できます。
リアルライブの開催やフェスへの出演のほか、自社で運用する平均100万回再生のショートドラマアカウントの主題歌に、あなたの楽曲が採用されるチャンスもあります。
プロによるアー写撮影を全額負担・全国対応で実施。音楽活動の「顔」になる1枚を用意できます。
カラオケ音源の「歌っちゃ王」と包括契約を締結。配信で使えるカラオケ音源が充実しています。
よくある質問
最後に、悪質なライバー事務所についてよく寄せられる質問にお答えします。
Q. SNSでスカウトのDMが来ました。信用していいですか?
A. DMが来ただけで悪質とは限りません。ただし、送り主の会社名や公式サイトは必ず確認してください。
会社の実態がわからない、すぐにお金の話をする、といった場合は返信しないのが安全です。
Q. 手数料が高い事務所は悪質ですか?
A. 手数料が高いだけで悪質とはいえません。サポートが手厚ければ、そのぶん手数料が高めになることもあります。
大切なのは、何に対して何%引かれるのかを事前にはっきり説明してくれるかどうかです。
Q. 未成年でも事務所に入れますか?
A. 未成年が契約する場合は、保護者の同意が必要になるのが一般的です。保護者の同意なしで契約を進めようとする事務所は、それだけで危険なサインと考えてください。
Q. すでに契約してしまった事務所が怪しいと感じたら?
A. まずは契約書を読み直し、退所の手続きや違約金の条件を確認しましょう。
不安な点があれば、フリーランス・トラブル110番などの無料窓口に相談するのがおすすめです。1人で事務所と話し合う前に、専門家の意見を聞いておくと安心です。
まとめ:入る前に「確かめる」が自分の音楽を守る
悪質なライバー事務所には、はっきりした共通点があります。最後にポイントを振り返っておきましょう。
まとめ
- 所属前にお金を求める事務所は避ける
- 契約書は必ず持ち帰って確認する
- 手数料・ノルマ・退所のルールは書面で確かめる
- 自分の音楽活動を応援してくれるかを見る
- 困ったら1人で抱えず、無料の相談窓口へ
事務所選びは、あなたの音楽をどこで、誰と一緒に届けていくかを決める大事な一歩です。焦る必要はありません。
ライブ配信は、メジャーデビューだけではない「音楽で生きる」新しい道になり得ます。だからこそ、安心して歌い続けられる場所を、じっくり見極めて選んでください。